06.多文化共生
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多文化共生シンポ『熊本地震と外国人シングルマザー』
在住外国人のための生活自立支援など多文化共生社会の実現をめざして活動している「コムスタカ-外国人と共に生きる会」(熊本市)は7月9日、『熊本地震と外国人シングルマザー』~多文化共生を考えるシンポジウム~を開催する。被災した外国人シングルマザーへのインタビュー調査を基に災害時の課題と、これからの多文化共生について考える。
【益城町の震災後の状況】
コムスタカは、1985年9月、アジアから日本に働きに来ている女性の相談や支援を行うNGOとして「滞日アジア女性問題を考える会」が誕生。1993年に名称を「コムスタカ(フィリピン語でお元気ですかの意)外国人と共に生きる会」に改称した。現在は外国籍住民が抱える、雇用、社会保障、DVを含む夫婦間のトラブル、子どもの教育、家族の介護、相続、人身売買被害者の救済等多岐にわたる問題を当事者と一緒になって解決する努力をしている。
【ニュースカイホテル側】
2016年4月の熊本地震当時、県内には約1万人の外国人が在住し、多くの外国人も被災。コムスタカは、震災後の2016年7月から2017年1月まで約半年をかけて熊本県内の被災した6市町村在住の外国人シングルマザー被災者30人にインタビュー調査を行い、その報告書が7月上旬に完成。外国出身の彼女たちと子どもたちは、熊本地震からどのように避難生活を送り、情報をどの程度知ることができていたのか、被災後の生活でどのような不安を抱えていたのか、その被災体験を通じて、災害時要援護者への支援の在り方や今後の多文化共生を考えていく必要性を感じています。
報告書の発行にあわせて、熊本地震での外国人シングルマザー被災者の被災体験を通じて、今回のシンポジウムを企画した。
■日時:2017年 7月9日(日)
午後1時30分~午後4時30分
■場所:くまもと県民交流館パレア 9階第1会議室
〒860-0808 熊本市中央区手取本町8-9テトリアくまもと
(最寄りのバス停・電停 「水道町」)
■参加費:無料(定員125名)
■シンポジウムの内容
報告者1:佐久間 より子 (コムスタカ-外国人と共に生きる会事務局)
「外国人シングルマザー熊本地震被災者30人のインタビュー調査から見えてきた多文化共生の課題」
報告者2:中島 眞一郎 (コムスタカ-外国人と共に生きる会代表)
「熊本地震!災害時の多文化共生の検証と課題」
報告者3:外国人シングルマザー被災者からの報告
報告者と参加者の質疑
※託児(1歳~就学前)を希望される方は事前予約が必要です。
6月28日(水)までにコムスタカまで連絡をしてください。
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