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2017年06月09日 09:41
Category:06.多文化共生

災害時多言語情報作成ツール 「多言語表示シート」

 

一般財団法人自治体国際化協会は、多文化共生・災害時の多言語支援ツールとして「多言語表示シート」をホームページで公開しています。公民館や学校など避難所開設時に、すぐ必要となる「トイレ」「電話」「喫煙所」「食事」などに関する表示を、英語や中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語など多言語に通訳・表示してくれます。

政府の地震調査本部は、全国の活断層帯のうちマグニチュード7以上の地震を起こす可能性がある113か所を指定していますが、このうち佐賀県内の2つの活断層帯(佐賀平野北縁断層帯、日向峠-小笠木峠断層帯)も含まれています。熊本地震と同規模の地震が30年以内に起きる可能性も指摘されています。

日本における外国人労働者が100万人を超え、「新 移民時代」を迎えたとされる今日。避難所管理者にとって、地震や洪水、土砂崩れなど災害時にとても役に立つツールです。

 この支援ツールでは、多言語表示シートの内容を簡単に印刷するために、避難所開設時にすぐ必要となるとされている文例の多言語表示シートのPDF版を2種類掲載。シートAでは、「日本語・やさしいにほんご・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国朝鮮語」、シートBでは、「日本語・英語・ポルトガル語・スペイン語・タガログ語」で、同一内容の言葉(52の文例)を多言語表示します。さらに、災害時多言語情報作成ツールをインストールした場合、さらに詳しい情報を加えた、166の文例が使用できます。

多言語シートの例文

 

「転ばぬ先の杖」、「備えあれば憂いなし」という諺(ことわざ)もあります。避難所管理者の方は是非、一度アクセス(検索「多言語表示シート-自治体国際化協会)してみてください。多言語シートに興味のある方はこちら

*災害時の写真は、消防防災科学センターの「災害写真データベース」提供

 

 

 

 

 

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