2020年07月29日 17:20
Category:03.インターンシップ

インターンシップ生 小島千依(ちい)です。

 佐賀西高校を休学し、国際バカロレアDPの取得を目指してUWCコスタリカ校で二年間の留学をしています。高校3年生の小島千依です。夏休みということで日本に帰国しているため、2020年7月27日から7月31日までの5日間、国際交流協会にてインターンシップをさせていただいています。

 コスタリカの高校では世界77の国からきた201人の仲間と寮生活をともにしながら、勉学に励んできました。そして、普段の生活や国際政治学の授業の中で世界、そして日本が抱える問題に少しずつ気付かされました。それらの気付きを通して、地元、佐賀県での外国人の方々の生活やそれに対する支援などをより詳しく学びたいと思い、今回インターンに参加する運びとなりました。

 インターンでは、職員の方からいただいた仕事を行いながら、その合間に30分程度、職員と1対1でお話をする機会をいただきました。佐賀県に住む外国人に対してどのような支援がなされているか、多文化共生の地域づくりのために日本人に対してどのような機会を用意しているかなど、実際に協会に勤めている人だからこその視点、考え方にふれることができました。1対1で話すからこそ、気になった点を、その場で、プロの方からこたえをいただくことができ、自分の疑問をすぐに解消できるのでとても幸せに感じました。私は、日本人の外国人に対する理解の少なさを感じ、他の文化を知る機会を増やすことの重要性を思いながらも、日本に住む外国人のためというと、直接、外国人を支援することしか考えていませんでした。しかし、今回みなさんとのお話を通して、日本人が彼らの文化、気持ちを理解し、ともに生きていけるようにする支援も大切なのだということに改めて気付かされました。国内での外国人支援というのは外国人と日本人の間をつなげるものであり、外国人、日本人、双方に対しての支援あってのものなのだなと思いました。私がぼんやりと思っていたことを、言語化してくださったこと、分類化してくださったことで頭がスッキリし、ものがクリアに見えた気がします。また、佐賀県の国際課と公益財団法人の佐賀県国際交流協会が同じ問題に取り組みながらも、それぞれが分かれている意味というのがよく理解できなかった私に対して、丁寧に公益財団法人と他の法人との違いや、県や国との違いを、お金の流れ方や、手順の違いを通して説明してくださったことで公益財団法人である意義を以前より理解することができたと思います。お話のなかで、職員の方々がこの職に就くまでどのような経験をしてきたのかも聴くことができ、進路を考える上での一助になりそうです。それぞれの職員の方が興味深い経歴を持っていらっしゃって、お話することをとても楽しむことができました。

 業務では、チラシ折りや、チラシの訂正、郵送書類の準備(住所ラベル作り、公印の押印、通知書の封入)、メールのチェックと重要メールの職員の方への転送、民族衣装の整理と衣装タグの作成等をこの3日間で経験しました。初めてするような業務も多く、とても新鮮な気持ちで取り組むことができました。また、避難勧告に関する情報を多言語で発信する場合のテンプレート作成の会議にも参加させていただきました。私には気づけない問題点に関して話し合う姿をみて、長年の経験による視野の広さや視点の違いを感じました。国際交流協会の方々がどのように仕事をされているのか、実際に体験しながら学ぶことができたことを嬉しく思っています。また、業務を通じて、漠然としていた“働く”ということが少しクリアに見えるようになった気がします。

 あと2日という短い期間ではありますが、最後まで気を抜かず、様々なことに気づくことができるように過ごしていきたいと思います。このインターンシップでは、業務はもちろん、職員の方々と1対1で話す機会も多く設けていただいているので、より学びが深まるインターンシップになるのだと感じています。多くの企業が、大学生や大学院生のみをインターンシップの対象としているなか、高校生も参加できるインターンシップを提供してくださっていることに感謝するとともに、高校生を含め、このインターンをより多くの人が知り、より多くの人に参加していただきたいなと思いました。これから、コスタリカに戻っても、今回学んだ佐賀県からの視点というものを忘れずに、たくさんのことに敏感になって生活していきたいと思います。